保存・再起動・停止
メインメニューから画面左の「保存・再起動・停止」をクリックすると下のような画面が現れます。
このメニューでは設定した各情報を保存した上でOpenBlockSの再起動および停止が出来ます。
Web設定画面の各メニューで設定した情報はその時点の動作状態においては反映されていますが、そのままOpenBlockSを停止・再起動した場合、再起動後には設定情報が反映されません。
Web設定画面の各メニューで設定した情報を次回起動(再起動)時にも反映させたい場合は必ずこの「保存・再起動・停止」メニューにより設定の保存を行って下さい。
この保存・再起動・停止メニューにおける「保存」作業はflashcfgコマンドを使用して設定を保存する作業と同じです。設定の保存はしたいが現時点でのOpenBlockSの停止・再起動を望まない場合はflashcfgコマンドによる設定の保存を行って下さい。
設定の保存と再起動
設定を保存した上でOpenBlockSを再起動したい場合は以下の項目の左にある丸印の部分をクリックします。
丸印の中に黒い点が表示されます。「設定」ボタンをクリックして下さい。停止および再起動が始まります。
設定の保存と停止
設定を保存した上でOpenBlockSを停止したい場合は以下の項目の左にある丸印の部分をクリックします。
丸印の中に黒い点が表示されます。「設定」ボタンをクリックして下さい。停止処理が始まります。本体正面のLED表示の数字が小さくなっていき、最終的に「1」が表示されたらDCコネクタを抜いて下さい。
設定の保存(flashcfgコマンド)
flashcfgコマンドは設定の変更を行った場合にその内容を本体のフラッシュROMへ書き込むためのコマンドです。
- 手順
手元の端末からtelnetでOpenBlockSにログインします。以下のように入力して下さい。# /usr/sbin/flashcfg s /etc/flashcfg
ファームウェアバージョン1.08i以降ではflashcfgコマンドの実行結果が表示されます。
- /etc/flashcfg
flashcfgコマンドは/etc/flashcfgファイルにリストされているファイルを保存対象とします。したがってデフォルトの保存対象ファイル以外にフラッシュROMに保存したいファイルがある場合/etc/flashcfgファイルにそのファイル名(パス名)を追加することで保存対象とすることが出来ます。ただしフラッシュROM中の保存領域のサイズは64KBまでに制限されていますので、変更するファイルサイズの合計も64KB以下にしなければなりません。
/etc/flashcfgにリストを追加する場合はファイルサイズに注意して下さい。/etc/flashcfgファイルの内容はファームウェアのバージョンアップに伴い保存するファイルが追加される場合があります。通常ファームウェアのバージョンアップを行った場合、前バージョンの/etc/flashcfgファイルの内容は上書きされません。これにより使用中の設定をリセットすることなく運用を継続できますが、もしもデフォルトの/etc/flashcfgファイルの内容がバージョンアップにより変更になった場合、ファームウェアのバージョンアップで変更・追加された機能が反映されないことになります。
工場出荷時設定に戻せば/etc/flashcfgファイルは更新されますが、運用中の設定が失われてしまいます。運用中の設定を生かしつつ新/etc/flashcfgでの変更(リフトファイルの追加や変更)を反映させる場合は/etc/flashcfgファイルを編集する必要があります。
詳しくはファームウェアのページをご覧下さい。デフォルトの/etc/flashcfgファイル(ファームウェアバージョン1.09i)
/etc/flashcfg /etc/dhcpd.conf /var/state/dhcp/dhcpd.leases /etc/group /etc/hosts /etc/inittab /etc/passwd /etc/shadow /etc/fstab /etc/rc.d/rc.sysinit /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 /etc/sysconfig/network /usr/local/apache/conf/httpd.conf /usr/local/apache/conf/srm.conf /usr/local/apache/conf/access.conf /etc/sendmail.cf /etc/upsetconf /etc/upsetconf2 /etc/upsetconf3 /etc/httpd/html/.htaccess /etc/httpd/cgi-bin/.htaccess /etc/httpd/html/passwd /etc/resolv.conf
ファイルの合計サイズ 約45KB
/etc/flashcfgの内容や合計ファイルサイズはファームウェアのバージョンアップに伴い変更になる場合があります。
- 補足
flashcfgコマンドにより設定内容の保存が必要なのはRAMディスクをルートファイルシステムに使用している場合です。
コンパクトフラッシュやハードディスクを追加し、それらのストレージデバイスをルートファイルシステムに使用した場合(ストレージデバイスから起動した場合)はflashcfgコマンドを使用する必要はありません。