2015年6月8日 ぷらっとホーム株式会社
2015年6月8日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証二部6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、あらゆるIoTデバイスとアプリケーション間を接続し、相互データ通信を実現するIoTプラットフォームのソフトウェア製品群、『Plat’Data Processing®』を発表致しました。
『Plat’Data Processing®』はIoTシステムを構築したいお客様に最適な製品群で、様々なIoTデバイスとクラウド又はオンプレミスサーバーとのデータ通信を柔軟かつ強力に実現するソフトウェア群です。本製品によりお客様は、自身の業務やサービスにあった柔軟でかつ信頼性の高いIoTシステムの構築を実現できます。
『Plat’Data Processing®』は様々なIoTデバイス(センサーなど)をインターネットに接続するデバイス側の通信を担当する『PD Emitter』と、伝送された大量のデータを安定的にハンドリングするセンター側のデータ処理機能を司る『PD Exchange』及びそれに付随するIoTアプリケーションによって構成されます。
IoTシステムでは、様々なIoTデバイスが異なる種類の複雑なネットワークを経由して展開されますが、このようなネットワークでは必ずしも安定した通信が行えるとは限らないため、データの重複や欠落に繋がります。不安定なネットワークでの確実なデータ交換を実現するには手間のかかる処理と長期試験を必要としますが、『Plat’Data Processing®』を利用することで、このような環境下でも確実なデータ交換を実現し、信頼性の高いIoTシステムを短期間かつ低コストで実現できます。
『Plat’Data Processing®』は、実績のあるクラウドシステムに対応しているため、多数の異なるIoTデバイス群から構成されたセンサーネットワークへのスケールアウトを実現できます。またオンプレミスシステムにも対応しているため、完全にクローズドな環境でのIoTシステムの実現も可能です。
• Plat’Data Processing®の概要図
• PD Emitter
『PD Emitter』はIoTデバイス制御機器(IoTゲートウェイ)向けのIoTデータ送受信オープンソース・ソフトウェアで、IoTゲートウェイなどのIoTデバイス制御機器上で動作し、センサーデータをサーバーへ転送する機能を持ちます。『PD Exchange』への対応はもちろん、Amazon Kinesis / Redshiftなどのビッグデータ・クラウドサービスとの接続に対応しています。IoTデバイスが多く、回線は不安定で、双方向の通信を必要とする環境下においても、IoTデバイスとアプリケーション間のデータ通信を安全・確実に実現します。
•PD Exchange
『PD Exchange』はIoTのアプリケーション開発における共通機能であるIoTデバイスからのデータの集約と配信、IoTデバイスへのコマンド送信に特化したデータ交換用のサーバーソフトウェアです。『PD Exchange』の柔軟な配信機能を活用すると、データとして温度と湿度が同時に送られてきたものをそれぞれ別のアプリケーションに配信することや、一方のアプリケーションには温度だけ、他方のアプリケーションには温度と湿度の両方を配信することも簡単に実現できます。TLS/SSLを採用したオープンなAPIを搭載しており、独自のアプリケーション構築をスモールスタートで開始できる他、既存の業務用アプリケーションでのデータ活用を容易に実現できます。
•IoTアプリケーション
『PD Exchange』に対応したアプリケーション製品群で、必要に応じて加工や蓄積・転送を行い、IoTシステムを最大限に活用出来ます。
製品価格(日本国内向け税抜き価格)
製品 | ライセンス | |||
開発用(非商用※1) | 正規製品(商用向け) | 保守※2 | 提供形態:パッケージ(ライセンス証書) | |
PD Exchange | - | \1,000,000/プロセッサ※3 | \200,000/プロセッサ/年 | |
PD Archive | - | \200,000/プロセッサ | \40,000/プロセッサ/年 | |
PD Alerter | お問い合わせください | |||
PD Transit | - | \50,000/仕向先 | \10,000/仕向先/年 | |
提供形態:ダウンロード | ||||
PD Emitter | オープンソース | オープンソース | 個別見積※4 ※5 | |
※1 PoC(概念実証)・デモ・プロトタイピング・開発・検査等に限定され、データ処理・事業目的・本番環境での使用等には適用できません。
※2 アップグレード、セキュリティパッチ、バグフィックスが提供されます。 (適用作業は含まれておりません)
※3 物理CPU単位になります。IaaS等におけるvCPUに対する価格はお問い合わせください。
※4 オープンソフトウェアの開発コミュニティからバグフィックス等の保守がオープンソース・ライセンスの範囲(原則無償)で提供されます。
※5 導入ハードウェア、OS、台数、設置先、期間、対象(提供形態やコミュニティからリリースされない場合のバグフィックス等の提供範囲)等による個別見積となります。
•製品紹介サイト
https://pd.plathome.com/ja/pd/
ぷらっとホームはマイクロサーバーの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピュータを供給してきました。手のひらサイズの超小型Linuxサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、今後大きく成長すると見込まれるM2MやIoT(Internet of Things: モノのインターネット)でも大きな注目を集めています。
* 外観・仕様・価格等は予告なく変更する場合があります。
* ぷらっとホームおよびPlat'Homeの名称・ロゴは、日本国及びその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。
* その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。