2015年5月11日 ぷらっとホーム株式会社
~既存の「OpenBlocks® IoT BX1」で要望の多かった拡張性や柔軟性を実現~
【OpenBlocks®IoT EX1】
2015年5月11日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証二部6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)向けに特化した「OpenBlocks® IoT Family」より、最新作「OpenBlocks® IoT EX1」を発表しました。
この度発表した「OpenBlocks® IoT EX1」は既存の「OpenBlocks® IoT Family」製品(OpenBlocks® IoT BX1)のCPU/OS性能をそのままに、拡張性と柔軟性を向上させた製品です。
本体に予めWLAN、BT、RS-232C、RS-485を備えるとともに、内部に拡張用スロットを2つ搭載することで様々なモジュールを追加でき、3GはもとよりLTE、Wi-SUN、EnOceanなどの通信に対応可能で、様々なセンサーをより速く効率的にネットワークに接続することを可能とします。さらにSMS遠隔操作機能やシリアル通信リダイレクト、設定用Web UIを搭載するなどソフトウェア機能も充実しています。「OpenBlocks® IoT BX1」の高い信頼性や柔軟でパワフルなコンピュータ性能をそのままに、拡張性と柔軟性を向上することによりIoT時代を強力に推進します。
• 内蔵オプションでIoT主要無線・有線に対応
WLANやBTなどの無線通信、RS-485、RS-232C、Ethernet等の有線インターフェースを標準搭載し、さらにLTE、3G、Wi-SUN、EnOcean等の無線通信もオプションボードを内蔵することで接続可能です。
• 複数キャリア選択可能
オプションの3G通信ボードにより、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの3G通信に接続することが可能です。
また、KDDIの通信モジュールも使用でき、KDDIのLTE通信網にも接続可能です。
• パワフルなCPUと大容量メモリ
22nmプロセス技術に基づくインテルのSoCを搭載し、さらに1GBのRAM、4GBのFLASH ROMが搭載され、IoTのエッジサイドで必要となる様々なコンピューティング機能を実現します。
• フルパッケージのLinuxを搭載
OSには汎用のDebian GNU/Linuxを採用しており、アプリケーションの実装が容易です。様々なアプリケーション実装の手間を削減し、スピーディーなIoTシステムの構築が可能です。
• 極小サイズフォームファクタ
91mm (W) x 113mm (D) x 25mm(H)の極小サイズで、あらゆる場所・環境に設置可能です。設置レイアウトで悩むことなく導入いただけます。
• 設定を簡単にするWeb UI
ネットワークやシステムの様々な設定を簡単に行えるWeb UIを搭載しています。手間のかかる初期設定やアップデートも短時間で行えます。
• SMSで遠隔操作
携携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を利用してOpenBlocks IoT Familyを遠隔地から操作できます。OS セキュリティパッチのスクリプトを起動するなど、様々な制御がSMSによって操作可能です。※実行するスクリプトはWeb UIを利用して登録します。
• シリアル通信リダイレクト
OpenBlocks IoT Family に接続されているRS-232C/RS-485をモバイル回線やWLANを経由して遠隔地のシリアル通信端末へリダイレクトが可能です。また、BT SPPにも対応し、OpenBlocks IoT FamilyとペアリングされたBT SPPデバイスのシリアル通信リダイレクトも可能です。
•柔軟なWLANネットワーク
初期状態でWLANネットワークは、Web UIのアクセスポイントとして起動します。モデム内蔵のモデルなら、通信のためのSIMを用意してAPNを設定することでWLANルータとしても利用できます。WLANクライアントモードに切り替えれば、既存のWLANネットワークへ接続できます。
• ダイナミックDNS対応
ダイナミックDNSに対応しているため、固定IPアドレスを付与する必要が無く、コスト削減はもちろん、柔軟な構成、運用が可能です。
• 製品概要
• 仕様
CPU | インテル® Atom™ プロセッサー 500MHz (デュアルコア) |
---|---|
メインメモリ | 1GB (DDR3L) |
Flash ROM | 4GB (eMMC) |
内蔵インターフェース | BT 4.0+2.1EDR WLAN (IEEE802.11a/b/g/n) |
外部インターフェース | RS485 (ターミナルブロック) RS485 (ターミナルブロック) RS232C (RJ-45) Ethernet (RJ-45) USB Host A Type USB Micro-B Type |
筐体サイズ | 91mm(W)x 113mm(D)x 25mm(H)(突起部含まず) |
電源 | DC5V(+4.75~5.25V) / DC-WR(+6~48V) |
搭載OS | Debian GNU/Linux |
• モジュールオプション
• ソフトウェアオプション
オラクルが提供するJavaアプリケーションの開発・実行 に必要なプラットフォームです。
https://openblocks.plathome.co.jp/products/obs_iot/ex1/
インテル株式会社 常務執行役員 ビジネスデベロップメント 平野 浩介
「OpenBlocks® IoT EX1の発表おめでとうございます。 インテルのテクノロジー貢献による小型で、高いコンピューティング性能に加え、より柔軟で高い拡張性を有する本製品の登場で、IoTはますます広がりを見せるでしょう。本製品が様々な分野で活用され、IoT市場をリードすることを期待しています」
ぷらっとホームはマイクロサーバーの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピュータを供給してきました。手のひらサイズの超小型Linuxサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、今後大きく成長すると見込まれるM2MやIoT(Internet of Things: モノのインターネット)でも大きな注目を集めています。
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