ぷらっとホーム、リモートでの保守作業を支援する「EasyBlocks リモート監視管理」を発表

印刷される方はこちら

2023年11月30日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証スタンダード6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、EasyBlocksシリーズの新ラインナップ「EasyBlocks リモート監視管理」(イージーブロックス・リモートカンシカンリ)を発表しました。

「EasyBlocks リモート監視管理」は、自社または客先のネットワークの設備保守・運用担当者向けのリモート保守作業実施を支援する製品です。
これまで、保守・運用先のインターネット回線が使えない、そもそもインターネット回線が無い、ネットワークの設定変更が自由に行えないといった制約から、リモートでの保守作業は断念し、直接現地へ人が向かい作業を行わなければならないという課題が存在しました。
「EasyBlocks リモート監視管理」はこの課題を解決する製品で、モバイル通信機能を搭載し、保守の担当者はSaaS型のリモート管理サービス「AirManage2」を通じて、保守作業先のネットワークへのセキュアなリモートアクセスが可能です。トラブル発生時には、各種ネットワーク機器やサーバー、ネットワークカメラなどの電源の入れ直しによる再起動や、コマンド操作・WebUI操作による状態の確認や設定作業が遠隔地から可能となり、現地へ向かう保守作業の頻度を大幅に削減します。

「EasyBlocks リモート監視管理」製品画像

製品の特徴・機能

「EasyBlocks リモート監視管理」にはリモート保守作業を行う上で必要な機能が搭載されています。サーバーやネットワーク機器、ネットワークカメラといった機器の死活監視をはじめ、セキュアなモバイル通信によるリモートコマンド操作や機器のWebUIアクセス、保守対象機器の電源の入れ直しが可能です。

  • 死活監視機能
    監視対象として設定したサーバーやネットワーク機器に対してPing監視・ポート監視を行い、機器やサービスが正常に稼働しているかどうかを確認することができます。異常発生時のメール通知やSlack通知といった、機器の死活監視に必要充分な機能が備わっています。
  • コマンド操作機能
    コマンド操作(SSHログイン)に対応している保守対象機器へリモートアクセスし、機器の設定変更や再起動などのコマンドによる保守作業がブラウザ上からセキュアに実現できます。
  • Web UI操作機能
    保守の対象機器が持つWeb UIにリモートでアクセスし、Web UI上で確認できる各種情報の閲覧や設定作業が可能です。
  • 電源オン/オフ操作機能※1
    リモートからアクセスした「EasyBlocks リモート監視管理」のWeb UI上から、保守対象機器の電源オン/オフ操作が可能です。ネットワーク機器やネットワークカメラなど、電源入れ直しで障害復旧可能な機器の場合、現地へ行くことなく復旧作業が行なえます。
  • セキュアなモバイル通信
    保守の対象場所に設置した監視対象「EasyBlocks リモート監視管理」とSaaS型サービス「AirManage®2」との間の通信は本体内蔵のモバイル通信にて行われ、HTTPSとSSHトンネリング技術の二重で暗号化されており、セキュアな通信を実現しています。
  • PoE受電対応
    「EasyBlocks リモート監視管理」はEthernetケーブルを通じて電源が供給される、PoE受電に対応。電源ケーブルの敷設が困難な場所への設置対応も可能です。

ユースケース

  • 客先ネットワークの内のサーバーやルータ・アクセスポイントなどの監視及び保守対応
  • インターネット回線の無いクローズドネットワーク内の機器の死活監視・メンテナンス
  • 無人の設備におけるネットワークカメラの稼働監視

製品仕様

  • 通信インターフェイス
    • Ethernet※2:10/100/1000 Base-T x 2 (ポート1はPoE受電対応※3)
    • LTE:対応周波数帯 900(8)/1800(3)/2100(1)MHz
  • SIMインターフェイス:nanoSIM(4FF)カードスロット
  • 筐体サイズ
    • 91.9(W) x 114.8(D) x 25(H)mm(突起部含まず)
  • 重量
    • 約173g
  • 動作温度 / 湿度※4
    • -20℃~+40℃ / 5%~95%RH
  • 保存温度 / 湿度※4
    • -20℃~+55℃ / 5%~95%RH
  • 消費電力
    • アイドル時:6.5W (9.8VA) / PoE受電時6.3W
    • 高負荷時※5:8.4W (12.9VA) / PoE受電時8.3W
  • 電源
    • 形状:ACアダプター
    • 入力:AC100-240V±10% 50/60Hz ±3Hz※6

価格

オープン価格

出荷開始日

2024年2月中旬

関連URL

ぷらっとホームについて

ぷらっとホームはLinuxサーバー・IoTゲートウェイの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピューターを供給してきました。代表的な製品である超小型Linuxマイクロサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、成長しつつあるIoT(Internet of Things: モノのインターネット)の分野でもLinuxサーバーをベースとした当社のIoTゲートウェイは大きな注目を集めています。

本発表に関するお問い合わせ先

報道機関からのお問い合わせ先:
・ぷらっとホーム株式会社 製品マーケティング部
 pr@plathome.co.jp
 Tel 03-5213-4373 / Fax 03-3221-0882

・ぷらっとホーム株式会社 営業部
 sales@plathome.co.jp
 Tel 03-5213-4370 / Fax 03-3221-3766

※1 別途オプションのリブーターが必要です。
※2 Auto MDI/MDI-X対応。
※3 PoE (Power of Ethernet)の電力クラス分類はClass 0です。
※4 結露なきこと。
※5 全イーサネットポートをリンクアップし、stressコマンドによりCPU100%の状態にして計測。
※6 PoE受電時はDC48V。
※ ぷらっとホームおよびPlat’Homeの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。
※ 本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
※ 外観・仕様・価格等は予告なく変更する場合があります。