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OpenBlockS

目次

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注意
下記のファームウェアは OpenBlockS 266 には利用できません。

仕様

ハードウェア
CPU Motorola PowerPC 860T 50MHz
ROM 4MB Flash ROM
Memory 16MB(オンボード、拡張不可)
シリアルインターフェース RS-232C x1(*1)
LANインターフェース 10/100Base-T x1
10Base-T x1
拡張インターフェース 2.5"ハードディスクインターフェース x1
コンパクトフラッシュインターフェース x1
各種表示用LED 各種ステータス表示(7セグメントLED) x1
IDEアクセスインジケータ x1
コンパクトフラッシュインジケータ x1
リセットボタン シャットダウンおよび初期化に使用
電源 DC 5V(付属ACアダプター使用)
最大電流 2.5A(起動時)
外形寸法 118mm(W)x84mm(D)x52mm(H)
付属品 ACアダプター、シリアル変換アダプター、CD-ROM(*2)、保証書
*1) OpenBlockS本体側インターフェースはRJ45です。Dsub9ピンへの変換アダプターが付属します。
*2) ファームウェアアップデートソフトウェア及びユーザーズガイドが含まれます。また当面CD-Rにて配布される予定です。

ソフトウェア
基本ソフトウェア
カーネル Linuxカーネル2.2.13
実行時ライブラリ glibc 2.1.2
ファイルシステム ext2ファイルシステム(Secnd Extended Filesystem)
ネットワーク(IPv4)機能
IPプロトコルスタック Linux IPv4
IPアドレス設定 デフォルトのIPアドレスまたはifconfigによる静的割り当て
IPルータ機能 デフォルトルーティング
ダイナミックルーティングRIP1,RIP2
スタティックルーティング
ファイアウォール機能 ipchainsによるパケットフィルタ
NAT/IPマスカレード LinuxカーネルモジュールによるIPマスカレード
アプリケーション
LinuxPPCディストリビューション(Release5)のサブセット
ストレージオプションの有無と主なアプリケーションの動作
ストレージオプション 無し(標準) CFまたはHDD追加
Webサーバ(Apache) ◎* ◎*
ファイルサーバ -
メールサーバ(Sendmail) ◎*
DNS(Bind 8.2.2) ◎*
FTPサーバ(wu-ftpd)
telnetサーバ(in.telnetd)
NTPクライアント(xntp) -
Perl 5.005_03 -
DHCPサーバ(dhcpd) ◎* ◎*
アクセスサーバ(pppd)
PPPクライアント(ppp)
記号とその意味
CF コンパクトフラッシュカード
HDD ハードディスクドライブ
◎ 動作可: 標準状態でセットアップ済み
○ 動作可: ユーザー側でセットアップする必要があります
● 動作不可: 圧縮された状態でシステム(ROM)にインストール済み、要ストレージオプション
− 動作不可: システムには未インストール、要ストレージオプション
* Webブラウザによる設定が可能

注)ストレージオプション無しでもWebサーバは動作いたしますが、コンテンツデータ量は限られます。またWebサーバに限らずデータ量の多いサーバを運用される場合はそれに見合ったストレージオプションをご用意下さい。

上記の内容は2000年7月1日時点のものです。改良のため予告無く内容・仕様を変更することがあります。

設定

以下の各設定方法は最新ファームウェアに基づいています。
ファームウェアのバージョンによっては設定方法やWeb設定画面が異なる場合がありますのでご注意下さい。
メールサーバ・Webサーバ・DNSサーバとして使用する場合はコンパクトフラッシュカードもしくはハードディスクの増設が必要になります。

Web設定

基本設定

応用設定

FAQ

目次


FAQ(よくあるご質問)

基本的なネットワーク周りの設定はWebブラウザを使ってOpenBlockSにアクセスして行います。
設定についての詳細は本サイト「OpenBlockSを設定する」の各解説をご覧下さい。
またtelnet経由でより詳細な設定やチューニングを行うことも可能です。


プリンターポートを持っておりませんのでプリントサーバーとしては使えません。


OpenBlockSには現在16MBのメモリが搭載されておりますが、16MBのメモリ全体を使えるわけではありません。約6MBの領域をRAMディスクとして使用しており、残りをカーネルとその他のプログラムで使用しています。
またスワップを使用しない設定になっています。
このため多数のデーモン(サーバ)を起動すると、メモリーに常駐するようになります。またSamba等のサーバーは含まれておりません。


OpenBlockSのコンパクトフラッシュ用コネクタはType Iです。
MicrodriveはType IIの仕様ですので現状では動作保証致しかねます。


OpenBlockSをCATVインターネット用のNAT(Network Address Translation)ボックスやファイアウォールとしての使用は可能です。
しかしより安価で専用の機器が出ていますので、OpenBlockSをCATVインターネット用のNATおよび簡易ファイアウォールとしてだけ使用する目的の場合はあまりお奨めいたしません。

CATV接続業者によっては約款にてルータ、アドレス変換装置(NATボックス)、サーバ等の設置を認めていない場合があります。
OpenBlockSをCATVインターネットでご利用される場合はCATV接続業者にご確認の上サービス内容や約款に従いご利用下さい。


ファームウェアのバージョン番号はWeb設定画面のバージョン番号と同じです。またファームウェアバージョン1.08i以降では/etc/versionファイルでも確認できます。


OpenBlockSはnetatalkの実装されておりません。また、現在の処OpenBlockSでのnetatalkの稼働実績はありません。


ファームウェアバージョン1.09i以降ではaeeが搭載されています。
なおaeeを起動する前に以下を実行して下さい。

$ export TERM=vt100

メモリーの増設は出来ません。


厳密には比較できませんが、486クラスとお考え下さい。


OpenBlockSでは2つのイーサネットポートをそれぞれ10Base-TポートをWAN側(インターネット側)と100Base-TポートをLAN側(イントラネット側)での使用を前提とした仕様にしています。もちろん100Base-T側をWAN側、10Base-T側をLAN側に使用することも可能ですし、LAN同士の接続に使用しても問題ありません。
ただし、機能等にいくつかの違いがありますので運用の際はご注意下さい。

OpenBlockSの2つのイーサネットポートの違い

  100Base-Tポート 10Base-Tポート
想定接続用途 LAN側(イントラネット側) WAN側(インターネット側)
デバイス名 eth0eth1
速度 100Mbps/10Mbps自動認識 10Mbps固定
Web設定画面へのアクセス 不可
DHCPサーバ機能 あり なし
DHCPクライアント機能 なしあり


現在のところPPPoEには対応しておりません。検討中です。


運用形態やトラフィック、またOpenBlockSそのものに対する負荷にもよりますが、パフォーマンスの低下なしに運用できるレベルとしては10台程度です。



不具合と対策

目次

2000/10/30現在下記不具合のほとんどは最新ファームウェアにアップデートすることによりコマンド入力による設定は不要(不具合修正済み)になっております(不具合2はコマンド入力して下さい)。 なお以下の手順で設定を行った場合(telnetftpによる設定変更を行った場合)は必ず手順に従って再起動を行って下さい。

不具合と対策
不具合1.
Web設定でユーザーを作成した場合指定したパスワードが使用できない。
最新ファームウェア(Ver.1.0 Rev.2 Beta以降)ではこの不具合は修正されています。

対策:OpenBlockSにrootでログインして、

# passwd <username>

で変更します


不具合2.
Web設定でユーザーを削除できない。

対策:OpenBlockSにrootでログインして、

# userdel <username>

で変更します。


不具合3.
SMTPのサービスを受け付けるアドレスを指定できない。
最新ファームウェア(Ver.1.02i以降)ではこの不具合は修正されています。
詳しくは「メールサーバの設定」をご覧下さい。

対策:ftpによりOpenBlockS上の /etc/sendmail.cfを別のホストに転送した後、sendmail.cfを追加編集します。
例) 192.168.253.xx以下のクライアントに許可を与える場合

C {ClientIP} 192.168.253

編集したsendmail.cfをOpenBlockSに転送します。


不具合4.
DHCPサーバーからDHCPクライアントにDNSのアドレスが渡らない。
最新ファームウェア(Ver.1.03h/i以降)ではこの不具合は修正されています。

対策:ftpにより/etc/dhcpd.confを別のホストに転送し、dhcpd.conf

option domain-name-server IPアドレス;

を追加後、編集したdhcpd.confをOpenBlockSに転送します。
例) DNSが172.16.1.10の場合

default-lease-time 600;
max-lease-time 7200;
option subnet-mask 255.255.255.0;
option broadcast-address 192.168.253.255;
option routers 192.168.253.254;
option domain-name "LinuxServer";
option domain-name-servers 172.16.1.10;
subnet 192.168.253.0 netmask 255.255.255.0 {
        range 192.168.253.10 192.168.253.132;
}

上記下線部を追加します。またはクライアント側で直接DNSを指定して下さい。


不具合5.
Web設定画面でイーサネット1(10/100、eth0)ポートのIPアドレスを工場出荷時設定以外のアドレスに設定し再起動するとWeb設定画面にアクセスできない。
最新ファームウェア(Ver.1.05i以降)ではこの不具合は修正されています。 httpd.conf上のVirtual Hostの記述がIPアドレスで指定されていますが、Web設定画面による設定ではこの部分が自動的に変更されません。

対策:/usr/local/apache/conf/httpd.confを別のホストにftpで転送し、下記の下線部をユーザーの設定したアドレスに変更します。

##Virtual host data
<VirtualHost 192.168.253.254:880>
##<VirtualHost 192.9.200.179:880>

編集したhttpd.confをOpenBlockSに転送し、下記再起動コマンドを実行します。

再起動: 上記の設定・変更終了後は次回起動時にも有効にするために以下のコマンドを実行する必要があります。

# /usr/sbin/flashcfg s /etc/flashcfg

telnetftpによる設定変更を行った場合は必ず上記コマンドを実行して下さい。


正誤表

「最初にお読み下さい」

現在OpenBlockSに同梱されております 「最初にお読み下さい」 のうち更新日 2000年8月23日の版に間違いがあります。
大変申し訳御座いません。
8月23日版が同梱されている製品では「最初にお読み下さい」を以下のように修正してご利用下さい。

項目
設定済みのログインアカウント(1)
ログイン名rootのパスワード Rootroot
設定済みのログインアカウント(2)
ログイン名 usr1 user1
パスワード usr1 user1

パスワードは必ず変更して下さい。

Web設定画面へのアクセス方法

http://OpenBlockSのIPアドレス:880/ http://OpenBlockSのIPアドレス:880/Config_html/

なお、最新ファームウェアではWeb設定画面へのアクセスは100Base-T側(Ether1/eth0側)でのみ行えます。10Base-T側(Ether2/eth1側)では行えません。


OpenBlockSユーザーズガイドVersion 1.03

OpenBlockSユーザーズガイド Version 1.03中に誤りおよび不備がありました。以下に訂正および補足いたします。

項目
8 RS-232変換アダプタの結線図 4(5), 2(8) 4(8), 2(5)

4番ピンが5(TD)、2番ピンが8(DSR)であるかのような表記ですが、実際は4番ピンが8(DSR)、2番ピンが5(TD)になります。


OpenBlockSユーザーズガイドVersion 1.00

OpenBlockSユーザーズガイド Version 1.00中に誤りおよび不備がありました。以下に訂正および補足いたします。

1 14 PCMCIAのインターフェースを備えており コンパクトフラッシュカードのインターフェースを備えており
2 7 PCMCIAカード用 コンパクトフラッシュカード用
5 メイン基板左上のSW1(設定用ディップスイッチ)の解説が抜けています。
8 10 本体に電源を入れて下さい。 続いて本体にACアダプターを接続して下さい。
8 13 「デフォルトのIPアドレス」はユーザーズガイドの17頁に記載しております。
Ether1 (100/10Base-T) 192.168.253.254
11 ジャンパの設定図中右側の図(4つの丸い記号が書かれた四角)のJP2は誤りです。左右どちらの図もJP1を示します。
12 10 Webブラウザから本装置のIPアドレスとポート番号"8888"を指定するとWeb設定画面が開きます。
例)http://192.168.254.254:8888/
Webブラウザから本装置のIPアドレスとポート番号"880/Config_html/"を指定するとWeb設定画面が開きます。
例)出荷時設定
http://192.168.253.254:880/Config_html/ (100Base-T側)
http://192.168.254.254:880/Config_html/ (10Base-T側, Ver.1.0 Rev.2 Beta以降のファームウェアではアクセスできません。)

2000/9/7訂正

上記「出荷時設定」の10Base-T側アクセス用のURLが記載されていますが、Ver.1.0 Rev.2 Beta以降のファームウェアではセキュリティの問題からOpenBlockSの10Base-T側ポート(グローバル側)からはWeb設定画面にはアクセスできない仕様となりました。

Web設定画面にアクセスするには100Base-T側のポートからhttp://192.168.253.254:880/Config_html/
もしくは
http://OpenBlockS 100Base-T側ポートのIPアドレス:880/Config_html/
にアクセスして下さい。

18 17 政敵経路 静的経路
28 2 IDEブリッジIDEハードディスクインターフェース
32 12 tcpdwl.exeは付属CD-ROMの「ソフトウェア」ディレクトリ内またはこちらにありますので、ご利用になるマシンのハードディスクにコピーしてご利用下さい。
35 8 製品ホームページのURLは下記の通りです。
一般的な製品情報
http://www.plathome.co.jp/products/openblocks/index.html
ユーザーエージェントプログラムの開発に関する情報
http://openlab.plathome.co.jp/
37 仕様表中拡張インターフェースの欄 コンパクトフラッシュインターフェースボード x1(オプション) コンパクトフラッシュインターフェースボード x1(標準)
37 仕様表中アプリケーション以下の欄 ストレージオプションの「CFカード」「HDD」の列に含まれる動作アプリケーションで「◎」「○」で示される「セットアップ済み」「インストール済み」に該当するものは実際にはユーザー自身でインストールやセットアップをしなければならないものも含まれます。
正しくは 仕様 をご覧下さい。

開発環境

リンク

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