開発環境(LinuxPPC)の作成
LinuxPPCのインストール
LinuxPPCが動作するPowerPC搭載のコンピュータ(通常はPowerPC搭載のMacintosh機)を用意します。
用意したコンピュータにLinuxPPCをインストールします。
インストールの際、下記事項を行うようにして下さい。
- /sysディレクトリを作成します。
- gcc、binutils等の開発環境もインストールするように指定します。
開発環境の作成
LinuxPPC機に以下の3つのディレクトリを作成します。
- /sys/es0
- /sys/es0/usr/include
- /sys/es0/usr/src/linux/include
-
作成した/sys/es0にOpenBlockSの/libおよび/usr/lib以下すべてをコピーします。
コピーはtarでまとめて行ってください。cp -rは使用しないでください。
/sys/es0をNFSでexportしておいてOpenBlockS側でNFS mountする方法が簡単です。 - crt.tgzを/sys/es0/libに展開します。
- usrinc.tgzを/sys/es0/usr/includeに展開します。
- usrsrc.tgzを/sys/es0/usr/src/linux/includeに展開します。
- LinuxPPC機のgcc specsファイルを以下のファイルに置き換えて下さい。
なおファイルを置き換える前に必ず元のファイルのバックアップを取っておくようにして下さい。- Mac PPC 1999.Q3の場合
- MAC PPC 1999.Q3のspecsファイルをspecs.1999.Q3に置き換えてください。
- Mac PPC 2000の場合
- MAC PPC 2000のspecsファイルをspecs.2000に置き換えてください。
# gcc -v
とするとわかります。
またspecsファイルをLinuxPPCへFTP転送する場合はbinary modeで転送してください。