OpenBlocks IX9 Debian搭載モデル(AirManage Agent搭載版) ソフトウェアリリース情報|4.19.198-100
ファイル
- ダウンロード:kernel-image-4.19.198-100-obsix9r.deb
- サイズ:89592208 Bytes
- MD5:8889e9059bcae72ab51b78c22ef67b29
- 開発用ファイル一式:https://ftp.plathome.co.jp/pub/OBSIX9R/bullseye/4.19.198-100/
変更内容
- ベースOSをDebian 11に更新。
Debian 10から11へのアップグレード
Debian 10ご利用中の方は、以下の方法でDebian 11にアップグレードすることができます。
アップグレードの操作は、新規セットアップとほぼ同じ内容になりますが、インストール済みのパッケージ情報などは引き継ぐことができます。
以下の作業は、シリアルコンソールで実行してください。
1. インストール済みパッケージ一覧の取得
Debian 10環境のインストール済みパッケージ一覧を取得します。以下のコマンド
# cd /root/ # dpkg –get-selections > dpkg.list |
を実行します。
2. Debian 10環境のバックアップ
ボリュームラベルに「DEB_CONFIG」を設定したUSBメモリを接続して、次のコマンド
# flashcfg -B |
を実行します。
USBメモリを取り外します。
3. Debian 11のファームウェアのインストール
Debian 11のファームウェア
https://ftp.plathome.co.jp/pub/OBSIX9R/bullseye/4.19.198-100/kernel-image-4.19.198-100-obsix9r.deb
をOBSIX9Rにコピーして、次のコマンド
# dpkg -i kernel-image-4.19.198-100-obsix9r.deb |
を実行します。
4. 工場出荷時設定で起動
以下のコマンド
# flashcfg -e # reboot |
を実行して、再起動します。
GRUBメニューが表示されたら、[^]キーと[v]キーを使って「Emergency Mode」を選択し、[Enter]キーを押します。
4.1. AirManage Agentのアップデート
AirManage Agent非搭載の場合、本節をスキップしてください。
AirManage Agentのデータ
https://ftp.plathome.co.jp/pub/OBSIX9R/bullseye/4.19.198-100/obsix9_bullseye_mldata_0.1.0-bullseye.tgz
をOBSIX9Rにコピーして、以下のコマンド
# mkfs.ext4 -L ROBIAN /dev/mmcblk0p2 # mount /dev/mmcblk0p2 /mnt/ # tar –numeric-owner -zxpf obsix9_bullseye_mldata_0.1.0-bullseye.tgz -C /mnt/ # umount /mnt/ |
を実行します。
4.2. ストレージ併用モード
RAMディスクモードの場合、本節をスキップしてください。
次のコマンド
# mkfs.ext4 -L DEBIAN /dev/sda1 |
を実行します。
4.3. 再起動
次のコマンド
# reboot |
を実行します。
5. パッケージのインストール内容の復元
最初に取得したインストール済みパッケージ一覧から、インストール内容を復元します。 バックアップに使用したUSBメモリを接続し、以下の操作を実施してください。(USBメモリは、操作の直前に接続します。起動時に接続をしていると、Debian 11環境に対して、Debian 10環境のバックアップデータを復元しようと試みます。)
以下のコマンド
# mount LABEL=DEB_CONFIG /mnt/ # tar xvzf /mnt/userland.tgz ./root/dpkg.list # umount /mnt/ |
を実行します。
USBメモリを取り外します。
ネットワークの設定をして、以下のコマンドを実行します。
# apt update # apt install dselect # dselect update # dpkg –set-selections < ./root/dpkg.list (警告は無視してください) # apt-get update # apt-get dselect-upgrade # flashcfg -S (RAMディスクモードの場合のみ) |
を実行します。
6. 各種設定情報の復元
バックアップに使用したUSBメモリには、/.rw 以下をアーカイブしたuserland.tgzが保存されています。 利用されていた各種ソフトウェアの設定ファイルもすべて含まれていますので、必要なファイルを取り出し、再度設定してください。