PCMCIA無線LANの設定事例
動作確認カード
- MELCO WLI-PCM-L11G
- PLANEX GW-NS11S
- PLANEX GW-NS110
動作モード
現時点では、peer to peer接続用のad hocモードのみ動作確認を行っております。
OpenBlockS S (200B)側ではオプションのPCMICA拡張カード及びHDDブート環境が必要です。
なお、本体のみでのPCMCIA拡張カードの使用についてはファームウェアのアップデートにより対応予定です。
ファームウェアのアップデートに関してはマニュアルの「5.3 ファームウェアのアップデート」を参照してください。
以下が、OpenBlockS S (200B)用PCMCIAオプションカードを使用して無線LAN用PCMCIAカードを使用するための手順になります。
- ファイルの展開
- ファイルの入手
以下のコマンドを実行しPCMCIAサービスに必要なモジュールを/lib/modules/2.4.2以下に展開します。# tar zxvf obss-pcmcia-modules.tar.gz -C /lib/modules
- PCMCISサービスの開始
無線LANカードが挿入されていることを確認し、以下のコマンドを実行すると、使用可能な状態になります。# /etc/rc.d/init.d/pcmcia stop # /etc/rc.d/init.d/pcmcia start
- PCMCISサービスの開始
無線LANカードが挿入されていることを確認し、以下のコマンドを実行すると、使用可能な状態になります。# /etc/rc.d/init.d/pcmcia stop # /etc/rc.d/init.d/pcmcia start
- PCMCISカードの認識確認
以下のコマンドを実行してください。# lsmod
出力結果が以下のようになることを確認してください。Module Size Used by wvlan_cs 28384 1 ds 8448 1 [wvlan_cs] i82365 24992 1 pcmcia_core 46688 0 [wvlan_cs ds i82365]
- ネットワーク・インターフェースの設定確認
# ifconfig -a
を実行し、wvlan0に関する設定が以下のように表示されれば、以下のデフォルト設定で無線LANカードの使用が可能です。wvlan0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:02:2D:37:9C:17 inet addr:192.168.250.254 Bcast:192.168.250.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:100 Interrupt:26 Base address:0x1000
(実際の値は、上記と異なります。wvlan0が認識していれば問題ありません。)
- デフォルト設定
動作モード ad hocモード ESSID ESSID1 channel 1 IP 192.168.250.254 netmask 255.255.255.0 device wvlan0 - 設定変更
- 動作モード、channel、ESSID
設定ファイル/etc/pcmcia/conifg.optsの以下の行を変更してください。module "wvlan_cs" opts "port_type=3 channel=1 network_name=ESSID1 eth=1"
- port_type=3
- ad hocモード(現在動作確認を行っているのはad hocモードのみです。)
- channel
- 周波数チャンネル l,...,13
- network_name
- EDDID
- IPアドレス、ネットマスク、ネットワーク、ブロードキャスト
設定ファイル/etc/pcmcia/network.optsの以下の行を変更してください。IPADDR="192.168.250.254" NETMASK="255.255.255.0" NETWORK="192.168.250.0" BROADCAST="192.168.250.255"
- 設定変更の反映
# /etc/rc.d/init.d/pcmcia stop # /etc/rc.d/init.d/pcmcia start
を実行します。以下のように/etc/rc.d/rc.sysinitのコメントを外すと、ブート時にPCMCIAカードが使用できる状態で起動します。
#if [ -f /etc/rc.d/init.d/pcmcia ]; then # echo "starting pcmcia..." # sleep 5 # /etc/rc.d/init.d/pcmcia start #fi
- 動作モード、channel、ESSID
- 接続確認
OpenBlockS S (200B)の接続相手として以下のカード環境を確認しております。
これらの設定方法については製品付属のマニュアルをご参照ください。製品 OS MELCO WLI-PCM-L11G Windows 98 SE MELCO WLI-PCM-S11 Windows 98 SE - 応用例
無線LANにより接続されたWindows等のクライアントからeth1の接続されたネットワークに対してのIPMASQUERADEを使用した接続。# iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth1 -j MASQUERADE
PPPoEと併用した場合の、無線ルータの構築方法等につきましては検証が完了しだい、公開するする予定です。