USBデバイス対応モジュール
ハードウェアの準備
- 作業の前に必ず本体の電源を切ってください。
- OpenBlockS S (200B)専用のUSBインターフェースカードを本体に装着します。
ファイルの入手
弊社FTPサイトより以下のファイルを入手します。
- usbmodules.2410.011218.tar.gz
現時点で動作確認が取れているデバイス用のモジュールが添付されております。 - webcam_modules.tar.gz
USBカメラ用サンプルアプリケーション。
モジュールの展開
- /lib/modules/2.4.10ディレクトリが既に存在している場合、削除またはリネームをします。
# rm -rf /lib/modules/2.4.10
または# mv /lib/modules/2.4.10 /lib/modules/2.4.10.orig
- モジュールの展開
# tar zxvf usbmodules.2410.011218.tar.gz -C /lib/modules
デバイスの使用手順
下記以外の機器の情報につきましては、検証作業が完了次第順次公開予定です。
- USBカメラ
動作確認機種: CREATIVE WEBCAM Plus使用方法
ビデオデバイス/dev/video0、/dev/videoが存在しない場合、作成する必要があります。# mknod /dev/video0 c 81 0 # ln -s /dev/video0 /dev/video
モジュールの組み込み# modprobe ov511
モジュールの組み込みが完了後、Video for Linux準拠のアプリケーションを使用して、キャプチャ画像を取得することができます。
ファイルwebcam_modules.tar.gzには、サンプルキャプチャソフトとして、webcamが添付されております。webcam使用方法
# tar zxvf webcam_modules.tar.gz
以下のファイルが展開されます。
- index.html
- webcam
- webcam_start
- .webcamrc
ファイルのコピーと許可情報設定
# cp webcam wecam_start /usr/bin/ # mkdir -p /home/httpd/html/webcam/images # cp index.html /home/httpd/html/webcam/ # chown -R user1:user1 /home/httpd/html/webcam # cp .webcamrc /home/user1 # chown user1:user1 /home/user1/.webcamrc
webcamの起動# webcam_start
なお、画像の更新は、Internet Explorer 5以降のみ動作を確認しております。webcamの設定ファイルはデフォルトで/home/user1/.webcamrcになっています。このファイルを編集することで、キャプチャ設定を変更することが可能です。
設定変更の詳細につきましては、以下のURLをご参照ください。 - USBスピーカ
動作確認機種: ONKYO GX-R5U使用方法
サウンドデバイス/dev/audio、/dev/dspが存在しない場合、作成する必要があります。# mknod /dev/audio c 14 4 # mknod /dev/dsp c 14 3
モジュールの組み込み# modprobe audio
モジュールの組み込みが完了後、通常のサウンドデバイスと同様に/dev/audio、/dev/dspを使用して、音声の再生を行うことができます。サウンド出力例
# cat サウンドファイル.wav >/dev/audio
- USB LANカード
動作確認機種: PLANEX UE-100TX使用方法
モジュールの組み込み# modprobe pegasus
モジュールの組み込みが完了すると、eth2として認識されますので、通常のイーサポートと同様の手順で使用することができます。
ただし、起動時にUSB LANにネットワーク情報を設定する場合、モジュール組み込み後にifconfig等を実行する必要があります。