Telnet接続
OpenBlockSではパスワードの変更やコマンド入力による設定など、Linuxマシンとしての本格的な運用でなくても管理上telnetを使った接続・操作が必要な場合があります。
telnetによる接続方法はOSにより異なりますが、ここではWindows98端末からOpenBlockSに接続する方法を解説します。
telnet -起動-
Windows98等では標準のスタートボタンからのメニューでは直接telnetを起動できません。以下のいずれかの方法で起動して下さい。
- 「スタート」->「プログラム(P)」->「MS-DOSプロンプト」をクリックし、以下のように「telnet」と入力したらEnterキーを押す。
Microsoft(R) Windows 98 (C)Copylight Microsoft Corp 1981-1999. C:\WINDOWS> telnet
- 「 スタート」->「ファイル名を指定して実行(R)」をクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「telnet」と入力し、OKボタンを押す。
- エクスプローラーからC:\windowsフォルダにある「telnet.exe」を起動(ダブルクリック)する。
telnetが起動したらメニューバー中の「接続(C)」->「リモートシステム(R)」を選択すると次のような画面が現れるので、「ホスト名(H):」の欄に接続するOpenBlockSのイーサネットポートのアドレス(この場合はOpenblockSの100Base-Tポートの工場出荷時設定である192.168.253.254)を入力し、「接続(C)」ボタンを押します。しばらくすると以下のような画面が現れるのでログインしたいユーザ名(アカウント)を入力し、Enterキーを押します。
Linux 2.2.13 (LinuxServer.localdomain.co.jp) (ttyp0) LinuxServer.localdomain.co.jp login: (ここにユーザ名を入力)
すぐにパスワードを求められるので、そのアカウントのパスワードを入力すればログイン完了です。
なおパスワード入力の際、入力した文字列は画面表示されません。またパスワードの大文字・小文字は区別されますのでご注意下さい。
以下アカウント名はuser1とします。Linux 2.2.13 (LinuxServer.localdomain.co.jp) (ttyp0) LinuxServer.localdomain.co.jp login: user1 Password: (ここにパスワードを入力)
ログインに成功するとプロンプトが表示されます。Linux 2.2.13 (LinuxServer.localdomain.co.jp) (ttyp0) LinuxServer.localdomain.co.jp login: user1 Password: [user1]$
以下コマンド入力により操作を行います。各種コマンドについてはLinuxのコマンド解説書等をご覧下さい。なおOpenBlockSではROM容量の制限から
- manおよびマニュアルページは付属していません。
- 標準で用意していないコマンドがあります。
といった制約があります。あらかじめご了承下さい。
Telnet -終了-
作業を終了した場合はログアウトしなければなりません。
コマンドプロンプト(入力待ち)状態でexitもしくはlogoutと入力して下さい。作業内容によりどちらか、または1回の入力ではログアウトできない場合があります。
詳しくはLinux書籍を参照して下さい。
ログアウトが承認されると以下のような表示がでてtelnetによる接続を終了します。