ブロックチェーンを活用し、大量・多種類のIoTデータに取引情報を持たせ情報流通を実現するデータ取引基盤
製品概要
PTPF™は、各事業者間のサービスやプラットフォーム間のプロトコルや手順の違いを吸収しIoTデータ伝送を可能とするDEXPF™と連携し、伝送されるIoTデータに所有権や使用権、価格など様々な取引情報を付加し、データの行先などの制御を可能としたプラットフォームです。IoTデバイス、およびそのメーカー、プロトコルの違いなど、従来のIoTシステムで課題であった各デバイスの仕様の違いを超えて、データと物理的なモノとの連携を実現し、持続可能な社会を実現するデータ取引基盤です。
特長
PTPF™プロトコルで形成されたブロックチェーンネットワーク
PTPF™は、ブロックチェーン技術を活用し、改ざんが非常に困難でセキュアな、PTPF™プロトコルで形成されたブロックチェーンのネットワークです。
データやモノに対する一元的な権利処理・管理が可能
従来のIoTデータには、その所有権や使用権などの情報を付加することができませんでした。しかし、PTPF™を使うことにより、データの権利関係などが明確になり、相手によって送信する・しないなどの制御が可能となります。
メタデータは分散台帳技術を活用したブロックチェーンに格納しセキュア
IoTデバイスのデータ属性や形式、権利などが含むメタデータは分散台帳技術を活用したブロックチェーンに格納され、第三者への情報アクセスを保証するとともに、改竄不能なIoTの情報基盤を提供します。これにより多様・大量なIoTデバイスでも、柔軟かつスケーラブル、セキュアな情報流通が実現できます。
IoTデバイス・メーカーの仕様を超えてデータを制御
各事業者サービス間やプラットフォーム間のプロトコルや手順の違いを吸収し、IoTデータ伝送を可能とするDEXPF™と連携する為、超低速・超高速・間欠・バルクなどIoTシステム固有の通信特性に対応しており、IoTデバイスの種類や、メーカーの違いの垣根を越えて、権利情報付加、データ制御・管理ができます。
IoTデータ本体と取引内容を分離制御することで大量のIoTデータの高速制御が実現
各IoTデバイスは様々な通信方式やデータ形式を採用しており、通信経路の途中にある各機器やサービスが読み込めるよう、デバイスが取得したデータ本体に各種プロトコルが付加されていき、通信に必要なデータサイズが増大していきます。従来の技術で情報取引を行う場合、その上に取引内容のデータを付加する方法しかなく、一つ一つのデータは膨大となっていき、今後IoT社会で見込まれる超大量かつ多種類のIoTデバイスデータを高速で取引することは困難でした。
しかし、PTPF™では、取引されるデータ本体の送受信は、データ転送に特化したプラットフォームであるDEXPF™に任せ、取引の処理データのみに特化することにより、様々な種類かつ大量のIoTデータを高速に処理を行うことができます。
PTPF™の適用分野
PTPF™でデータ流通が実現することにより、各事業者の専用領域を横断してIoTデータを活用できるようになり、社会データや都市データなど、既存の様々なデータと組み合わせることが可能となります。
- スマートシティ分野
- モビリティ市場分野
- ライフ市場分野
- インダストリー市場分野
- エネルギー市場分野
- 金融市場分野
特許取得済
ぷらっとホームでは、データ通信路とブロックチェーンを組み合わせることによるデータ流通の仕組みに関する特許を取得しており、本製品もその技術を使用しています。
【特許番号】特許第6694048号
【登録日】令和2年4月20日
関連リンク
プレスリリース 「ぷらっとホームと慶應義塾大学SFC研究所が IoTデータ交換の標準的なプロトコル策定に関する共同研究を開始」
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