ぷらっとホームとSecuritize、RWAトークナイゼーションの未来を切り拓く両社が事業提携を発表
「あたらしい日本酒体験創出のための流通実証事業」における連携開始
2025年3月21日
ぷらっとホーム株式会社
Securitize Japan株式会社
2025年3月21日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証スタンダード6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)はWeb3事業を推進するため、セキュリティ・トークン(以下、ST)/ デジタル証券の発行・ライフサイクル管理プラットフォームを提供するSecuritize Japan株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:ジェームス・エイチ・フィン、以下、Securitize)との事業提携を発表いたしました。
今回の提携により、Securitizeの持つ金融領域(ST)におけるトップクラスの実績と、ぷらっとホームが持つIoTを駆使した非金融領域のトークン化技術が融合し、現実世界の幅広い資産をトークン化する新たな市場の創出が期待されます。

RWA(*1)とは、現実世界に存在する有形・無形の資産をトークン化する仕組みであり、金融・非金融の両領域に適用範囲が広がっています。 このようなRWAのトークン化市場は、2030年までに全世界で320兆円規模に成長すると米大手コンサルタントのマッキンゼーが予測しています。
(参考:https://www.mckinsey.com/industries/financial-services/our-insights/from-ripples-to-waves-the-transformational-power-of-tokenizing-assets#/)
ぷらっとホームはIoT技術のパイオニアであるとともに、有形資産をトークン化するThingsToken ™ (*2)の技術を開発しています。また、Securitizeは、ST/デジタル証券 (*3)向けのソリューションとプラットフォームを提供し、グローバルでトップクラスの実績を持っています。
この両社が提携することで、金融・非金融を問わずあらゆるRWAを対象とする包括的なRWA事業を推進し、ワールドワイドなグローバル市場への参入を目指します。
例えば、IoTデバイスが取得する都市データの資産化、産業用のIoTデータの資産化、設備の利用権の資産化、ESGデータのトークン化、知的財産のトークン化やスマートコントラクトによる管理など、非常に広い用途で活用する機会が期待できます。
現在、ぷらっとホームが推進している「真空技術とWeb3技術を活用したあたらしい日本酒体験創出のための流通実証事業」(*4)において、ぷらっとホームのIoTプラットフォームとWeb3技術、ThingsToken ™の技術が活用されています。この実証事業において、エコシステム内の権利やインセンティブ等の発行/管理を目的とし、Securitizeを活用した実証を開始しております。
エグゼクティブコメント
- ぷらっとホーム株式会社 代表取締役社長 鈴木友康
ぷらっとホームが参加し進めている「真空技術とWeb3技術を活用したあたらしい日本酒体験創出のための流通実証事業」に当社のThingsToken ™と、Securitizeのプラットフォームを使用しています。これはSecuritizeと当社の提携によるローカルな成功の一つです。Securitizeと当社は、さらに深化した提携により、これからの世界を変えるRWAのST事業化をグローバルに展開してまいります。
- Securitize Japan株式会社 Country Head, Japan 小林英至
Securitize Japanは自己募集S T、映画S T、銀行販売型S T、合同金信S Tなどの先進的取り組みに見られるように、これからも金融領域におけるS Tの対象領域拡大をリードしていきます。加えて、今回の事業提携は、これまでの伝統的金融の世界ではカバーできていなかった領域への挑戦となり、大きな可能性を感じています。ぷらっとホームとは、日本酒に関わる新たなソリューションに始まり、グローバル市場を視野に入れた新たなビジネスモデルを構築していきたいと考えています。
用語
(*1) RWA:Real World Assets(現実資産)。現実世界に物理的に存在する資産をブロックチェーン上にトークン化したものです。不動産や芸術品などの有形資産だけでなく、有価証券などの無形資産も含まれます。
(*2) ThingsToken ™:ThingsToken ™は、現実世界の資産をブロックチェーン上に仮想化できるトークンシステム及びその技術です。現実世界の資産(RWA:Real World Assets)のモノや設備・デバイス群を仮想化することで、Web2の世界をWeb3の世界へ結び付け、現実資産に関連したトークンエコノミクスを加速します。ThingsToken ™はぷらっとホーム株式会社の登録商標です。
(*3) デジタル証券(ST):ブロックチェーン技術を用いて有価証券をデジタル化したものです。仲介業者を介在させずにブロックチェーン上で直接取引が可能なため、従来の証券取引よりも効率的で迅速な取引が実現されます。デジタル証券もRWAの一種と言えます。
(*4)参考:真空技術とWeb3技術を活用したあたらしい日本酒体験創出のための流通実証事業の開始について(https://www.plathome.co.jp/press-release/20241023-nihonshu-iot/)
ぷらっとホームについて
ぷらっとホームはマイクロサーバー・IoTゲートウェイの開発製造メーカーです。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製サーバーを供給してきました。代表的な製品である超小型Linuxサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されています。さらに、近年はWeb3技術の開発と実証事業を取り進めています。
■ぷらっとホーム株式会社 概要
会社名: ぷらっとホーム株式会社
所在地: 東京都千代田区九段北4-1-3日本ビルディング九段別館3F
代表者: 代表取締役社長 鈴木 友康
事業内容:マイクロサーバー・IoTゲートウェイなどの自社製品コンピュータの開発および販売、各種ネットワーク関連製品の販売、自社製品の保守・サポートサービスの提供IoTコンサルティング・ソリューションの提供
設立年月: 1993年3月23日
ウェブサイト: https://www.plathome.co.jp/
Securitizeについて
Securitize, Inc.は2017年に米国で設立された大手デジタル証券会社*で、発行から流通市場まで対応したセキュリティトークン・ソリューションを提供しています。企業には法令に準拠した資金調達と株主管理サービスを、投資家にはオルタナティブ資産への投資機会を提供しており、3,000社以上の企業と120万人の投資家を有しています。Securitize, Inc.は子会社のSecuritize, LLC及びSecurities Markets, LLC、Pacific Stock Transferから構成されます。Securitize, LLC は、米国でSEC登録のトランスファーエージェントです。Securitize Markets, LLCはSEC登録のブローカーディーラーで、FINRA及びSIPCに加入する代替取引システム(ATS)提供業者です。詳しくは https://www.securitize.io をご覧ください。
*Securitizeは、日本において証券業を行っておりません。
■ Securitize Japan株式会社 概要
会社名:Securitize Japan株式会社(セキュリタイズジャパン)
所在地:東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー 6F
代表者:代表取締役 ジェームス・エイチ・フィン
事業内容:デジタル証券の発行・管理プラットフォームを提供
設立年月:2018年9月
ウェブサイト:https://www.securitize.co.jp/
本発表に関するお問い合わせ先
- ぷらっとホーム株式会社 セールスマーケティング課
pr@plathome.co.jp - Securitize
https://www.securitize.co.jp/about-us/contact-us
※ 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。