ぷらっとホーム、手のひらサイズでDHCP・DNS・NTPが一体になったネットワークサーバーアプライアンス「EasyBlocks DDN1」を発表

~Web UI搭載、超コンパクトで導入しやすいネットワークサーバー~

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2022年3月8日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証二部6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、「EasyBlocks®シリーズ」の新ラインナップ、「EasyBlocks DDN1」(イージーブロックス・ディーディーエヌ・ワン)を発表しました。

コロナ禍でリモートワークが増え、働き方も変わってきており、通信ネットワークの重要性は益々高まってきています。しかし、昨今は情報システム部を持つ企業も減ってきており、ネットワーク分野の知識をお持ちの方をそう簡単に増員できないのが実情です。

「EasyBlocks DDN1」は、そういった企業様がハードウェア追加でネットワークに新機能を導入できるアプライアンス製品「EasyBlocks® シリーズ」の新製品で、DHCPサーバー、DNSサーバー、NTPサーバーの3機能が一体となった製品です。

EasyBlocks DDN1 本体写真
手のひらサイズ

「EasyBlocks DDN1」製品特長

・ネットワークインフラには欠かせないDHCP・DNS・NTP機能一体型

ネットワーク構築には必須のDHCPやDNSサーバー機能に加え、各ネットワーク機器の時間同期に必要なNTPサーバー機能が1台にまとまっており、まとめて管理・運用でき利便性が高い製品です。

機能性能指標 ※4適用可能規模 ※5
DHCP500 リース/秒 ※6 端末500台程度
DNS2,000クエリー/秒 ※7端末500台程度の内部・外部DNS
NTP端末500台程度
各機能の性能

・Web UIによりログ閲覧や設定作業が容易

本体にWeb UIを装備しており、収集したログの閲覧や、IPアドレスの設定、ファームウェアアップデートなどを、コマンドを使うことなく、Webブラウザ上で容易に行うことができます。

EasyBlocks DDN1のWeb UI画像

・堅牢で超コンパクトサイズのハードウェア

ハードウェアは20年以上ロングランを続ける当社マイクロサーバー、「OpenBlocks®シリーズ」譲りの手のひらサイズで超コンパクト。新たに導入する際にも置き場所に困りません。また、ファンやスピンドルなどの回転部品を使用せず、堅牢で故障しにくい設計も「OpenBlocks®シリーズ」の設計思想を踏襲しています。

EasyBlocks DDN1本体 (天面・前面・裏面)

・容易なソフトウェアメンテナンス

汎用サーバーでは、ソフトウェアやOSなどのアップデートは、それぞれ個別に行う必要がありますが、「EasyBlocks®シリーズ」ではWebブラウザ上でのファームウェアアップデートで一元管理でき、メンテナンスが容易です。

アップデート時のWeb UI画像

・VPNなしでリモート保守管理可能なAirManage対応

リモートで保守管理できるサービス AirManage® 2の1年間利用権が付属。遠隔地からの設定変更・アップデート指示等をセキュアな通信で実行できます。また、設定変更時に3世代前までの設定が自動的にバックアップされる為、問題発生時の設定復旧などが迅速に行えます。VPNがないネットワークでも本サービスを使って外部からEasyBlocksを操作することが可能です

製品機能

  • DHCPサーバー機能
    • IP/MACアドレスによる、動的割り当て禁止
    • リース状況の表示
    • IP/MACアドレスによる、固定割り当て/動的割り当て
    • 割り当て前Pingチェックの設定
    • 複数サブネットに対応したDHCPサーバーとして利用可能
    • サーバー時のサブネット情報設定
  • DNSサーバー機能
    • 自社ドメイン用の外部DNSサーバー、社内クライアント用の内部DNSサーバー等に利用可能
    • 上位DNSへのフォワード、再帰問い合わせ実行などの動作設定
    • アクセス制御(クエリー送信元、再帰クエリー送信元、キャッシュアクセス)
    • ゾーンの作成(マスター、スレーブ、フォワード)
    • ゾーン内のレコード編集
    • キャッシュ/コンテンツの用途に応じた設定切り替え
    • IPv6アドレスの設定に対応
  • NTPサーバー機能
    • 指定した上位NTPサーバー、または本体のRTC時刻を配信するNTPサーバーとして利用可能
    • 複数の上位NTPサーバーの設定
    • IPv6アドレスの設定に対応
  • リモート管理機能 AirManage® 2※8
    • 「EasyBlocks DDN1」の設定変更・アップデート指示等を遠隔地から実行できます。
    • 設定変更時にAirManage2(クラウド)上に3世代前までの設定が自動でバックアップされるため、問題発生時などの設定復元が迅速に行えます。
    • https通信及びSSHトンネリング技術によるセキュアな通信で実行され、安全なリモート保守管理を実現します。

価格

本体

製品名:EasyBlocks DDN1
型番:EBA16/DDN1/1Y
価格(税抜):オープン (市場想定価格148,000円)※9

サポート

サポートサービス(2年目以降): 16,800円/年

拡張サービス:
オンサイト交換:79,800円/年~
カスタムプリセット:21,230円~
設置・設定:83,710円~

製品仕様

ソフトウェア仕様

  • DHCPサーバー仕様
    • 性能指標※4:500 リース/秒※6
    • 適用可能規模※5:端末500台程度
  • DNSサーバー仕様
    • 性能指標※4:2,000クエリー/秒※7
    • 適用可能規模※5:端末500台程度の内部・外部DNS
  • NTPサーバー仕様
    • 適用可能規模※5:端末500台程度

ハードウェア仕様

  • 外部インターフェイス
    • Ethernet※10:10/100/1000 Base-T x 2 (ポート1はPoE受電対応※11)
    • USB(Console):MicroUSB type-B x 1
  • 筐体サイズ
    • 81(W) x 133.5(D) x 32(H)mm (ゴム足含まず)
  • 重量
    • 約212g
  • 動作温度 / 湿度※12
    • -20℃~+55℃ / 5%~95%RH
  • 保存温度 / 湿度※12
    • -30℃~+70℃ / 20%~95%RH
  • 消費電力
    • アイドル時:3.9W (6.3VA) / PoE受電時3.8W
    • 高負荷時※13:5.6W (8.6VA) / PoE受電時5.5W
  • 電源
    • 形状:ACアダプター
    • 入力:AC100-240V±10% 50/60Hz ±3Hz※14
  • 電気安全規格
    • 電気用品安全法(PSE), IEC62368-1(準拠)
  • EMC規格
    • VCCI Class-A 適合
  • 環境保護
    • RoHS2.0

出荷開始日

2022年3月中旬

関連URL

ぷらっとホームについて

ぷらっとホームはLinuxサーバー・IoTゲートウェイの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピューターを供給してきました。代表的な製品である超小型Linuxマイクロサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、成長しつつあるIoT(Internet of Things: モノのインターネット)の分野でもLinuxサーバーをベースとした当社のIoTゲートウェイは大きな注目を集めています。

本発表に関するお問い合わせ先

報道機関からのお問い合わせ先:
・ぷらっとホーム株式会社 製品マーケティング部
 pr@plathome.co.jp
 Tel 03-5213-4373 / Fax 03-3221-0882

・ぷらっとホーム株式会社 営業部
 sales@plathome.co.jp
 Tel 03-5213-4370 / Fax 03-3221-3766

※1 ぷらっとホームおよびPlat’Homeの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。
※2 本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
※3 外観・仕様・価格等は予告なく変更する場合があります。
※4 それぞれ、1ノード・1アプリケーションで動作した場合の測定。
※5 数値は目安であり、構成・使用条件によって異なります。
※6 自身が保持しているゾーン・レコードに対する問い合わせ。
※7 ソフトウェア疑似試験による測定。
※8 1年間使用権が付属し、2年目以降はサポートサービスに含まれ有償となります。
※9 初年度のサポートサービスが含まれています。
※10 Auto MDI/MDI-X対応。
※11 PoE (Power of Ethernet)の電力クラス分類はClass 0です。
※12 結露なきこと。
※13 全イーサネットポートをリンクアップし、stressコマンドによりCPU100%の状態にして計測。
※14 PoE受電時はDC48V。