ぷらっとホーム、教育機関向けの DHCPアプライアンスサーバーの新モデルを発表

2021年02月16日
ぷらっとホーム株式会社

2021年2月16日、ぷらっとホーム株式会社（証券コード：東証二部6836、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：鈴木友康、以下ぷらっとホーム）は、ネットワーク・アプライアンス製品シリーズ「EasyBlocks®」の新ラインナップ、DHCPアプライアンスサーバー「EasyBlocks® 教育機関向けDHCP 4000」（イージーブロックス・キョウイクキカンムケ・ディーエイチシーピーヨンセン）と「EasyBlocks® 教育機関向けDHCP 2000」（イージーブロックス・キョウイクキカンムケ・ディーエイチシーピーニセン）（以下、EasyBlocks教育機関向けDHCP）を発表しました。

文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」により、国内の小・中学校、高等学校等に生徒1人1台の端末導入及び高速大容量の通信ネットワークの整備が進められています。

学校では、生徒の人数分の端末だけでなく、Wi-Fi機器のアクセスポイントなど、様々で大量の機器が同時に校内ネットワークに接続することになります。それらの機器に一つ一つIPアドレスを割り当てる必要性があるだけでなく、今後、セキュリティ面に加え、生徒や授業状況に応じて接続管理も必要になってきます。

しかし、一般的によく使われているWindowsサーバーなどの、複数機能を兼任している汎用サーバーや、ルーターに付属するDHCP機能などを利用した場合、膨大な端末数へ瞬時に割り振るIPアドレスの処理が追い付かない場合や、そもそも、配布・管理できるIPアドレス数が明示されておらず、何台まで問題なくアドレスを配布できるのかが不明の場合も多くあります。また、機能がまとまっている分、管理がわかりにくかったり、障害発生時での問題箇所の特定をするにあたり、問題の切り分けに時間がかかるといった問題が発生します。

「EasyBlocks教育機関向けDHCP」は、DHCPサーバー機能に特化したアプライアンス製品です。

設定作業は全てWeb ブラウザ上で可能で、DHCPサーバー機能に特化していることにより、IPアドレス管理がしやすい設計で、配布・管理できるIPアドレスの数や、配布処理速度が具体的に定まっています。大量のIPアドレスそれぞれに、部署名、使用者を入力できるだけでなく、それらをCSVファイルにエキスポート・インポートして編集することも可能です。

また、ハードウェアは小型かつファンやハードディスクといった回転部品を使用しておらず長期安定稼働を実現。長期使用を見据え、5年間の保守サポートも標準で含まれています。

さらに、好評のリモート管理サービスAirManage® 2の5年間使用権も付属。VPNがなくともセキュアに遠隔地から本機にアクセスし、本体内に蓄積されたログの閲覧や設定変更が可能。加えて、バックアップを３世代前まで自動的にAirManageサーバー内に保存します。これらにより、外部からの攻撃や機器の不具合に関するログなどを素早く確認し、システム復旧を迅速に行えます。

「EasyBlocks 教育機関向けDHCP」製品特長

Web UI搭載
- 専用のWeb UIにより、難しいコマンドやプログラム不要で、Webブラウザから機器の各種設定作業ができ、専任のIT担当者が居ない教育機関でも運用できます。
入力チェック機能
- 不適切な設定を入力した場合には警告が出るため、トラブルを防ぐことができます。

固定IPアドレス払い出し機能
- IPアドレスを払い出した部署名、個人名の入力・確認ができ、重複を防ぎます。編集はCSVファイルによって行うことが出来、大量のIPアドレスでも、容易に編集・設定変更を行うことができます。

ログ表示機能
- Web ブラウザ上でログの視認やダウンロードが可能となり、正常動作の確認が容易です。
安定稼働するハードウェアを採用
- 冷却ファンの排除や内蔵ストレージにSSDを採用することにより、可動部品のない堅牢性の高いファンレス構造を実現。ハードウェア故障を起因とするサービス停止の可能性を徹底排除し、可用性の高いネットワークを構築できます。
安心のサポート用ログ出力機能
- 障害時での問題切り分けに必要な情報を手間なく一括出力するサポート用ログ出力機能を搭載。当社サポート担当へログを提出いただく事で、素早い原因特定・復旧を支援します。
サブスクリプション・ハードウェア保守サービスが 5 年間付属
- ハードウェア故障時は交換品を先出し発送しますので、システム停止を最小限にすることができます(※1)
- ネットワークが詳しくない方でも安心の Q&A サービスを提供
- セットアップ方法や基本的操作・設定方法に関するお問い合わせに対応(※2)
- セキュリティも安心な最新ファームウェアの提供、及び通知サービス
- リモート管理機能「AirManage® 2」が付属。設定変更・アップデート指示等を遠隔地から実行可能

ラインナップ・価格

EasyBlocks 教育機関向けDHCP 4000

型番：EBX9/DHCP4000-E

価格 (税抜)：オープン (市場想定価格 499,000円)

EasyBlocks教育機関向けDHCP 2000

型番：EBX9/DHCP2000-E

価格 (税抜)：オープン (市場想定価格 349,000円)

製品仕様

EasyBlocks 教育機関向け DHCP 4000 ソフトウェア仕様
- アプリケーション：DHCPサーバー
- 性能指標 (※3)：2,500 leases/sec
- 配布IPアドレス数（※4）（※5）：最大4,000
EasyBlocks 教育機関向け DHCP 2000 ソフトウェア仕様
- アプリケーション：DHCPサーバー
- 性能指標 (※3)：2,500 leases/sec
- 配布IPアドレス数（※4）（※5）：最大2,000

ハードウェア仕様（全ラインナップ共通）
- 外部インターフェイス
  - Ethernet：10/100/1000Base-T×4 (※6)
  - USB(Console)：MicroUSB type-B×1
- 筐体サイズ：194（W） x 177（D） x 42（H）mm（ゴム足含まず）
- 重量：約1,160g
- 動作温度 / 湿度 (※7)：-20℃ 〜 +50℃ / 20% 〜 80%RH
- 保存温度 / 湿度 (※7)：-30℃ 〜 +70℃ / 20% 〜 95%RH
- 電源形状：内蔵AC電源 (電源ケーブル AC100V用1本標準添付)
- 電源入力：AC100-240V±10%　50/60Hz ±3Hz
- 消費電力：アイドル時:12.5W(19.6VA) / 高負荷時:18.1W(26.5VA)(※8)

出荷開始日

2021年2月下旬予定

ぷらっとホームについて

ぷらっとホームはマイクロサーバー・IoTゲートウェイの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピューターを供給してきました。代表的な製品である超小型Linuxマイクロサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、成長しつつあるIoT（Internet of Things: モノのインターネット）の分野でもLinuxサーバーをベースとした当社のIoTゲートウェイは大きな注目を集めています。

本発表に関するお問い合わせ先

報道機関からのお問い合わせ先：
・ぷらっとホーム株式会社　製品マーケティング部
pr@plathome.co.jp
Tel 03-5213-4373 / Fax 03-3221-0882

お客様からのお問い合わせ先：
・ぷらっとホーム株式会社　営業部
sales@plathome.co.jp
Tel 03-5213-4370 / Fax 03-3221-3766

※1.当社が故障と判断した場合に限ります。
※2.標準仕様でご利用の場合に提供可能です。カスタマイズされている場合はご提供をお断りする場合がございます。
※3.ソフトウェアによる疑似試験による測定。
※4.数値は目安であり、構成・使用条件によって異なります。
※5.レンジを含めた登録台数。
※6.Auto MDI/MDI-X対応。
※7.結露なきこと。
※8.全イーサネットポートをリンクアップし、stressコマンドによりCPU 100%の状態にして計測。
※9.外観・仕様・価格等は予告なく変更する場合があります。
※10.ぷらっとホームおよびPlat’Homeの名称・ロゴは、日本国及びその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。
※11.その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。