神奈川県大和市立小・中学校の全28校に、DHCPサーバーとして「EasyBlocks 教育機関向けDHCP 2000」を採用－NTT東日本

東日本電信電話株式会社様

情報通信事業を主軸に、地域のミライを支える価値創造事業を中心とした事業構造への転換を図り、地域社会のみなさまとともに、夢や希望を感じられる持続可能な循環型社会の共創をめざします。

URL：https://www.ntt-east.co.jp/

概要

　現在、全国の小・中学校ではGIGAスクール構想の実現に向けてICT環境の整備が進んでいます。全生徒にPC端末が1台ずつ貸与される今日の教育環境では、多数の生徒がインターネットに接続することを想定した学習系ネットワークの構築が急務であり、そうした中、生徒のPC端末1台1台に対してローカルIPアドレスを安定して払い出すことができるDHCPサーバーは重要な存在となっています。

　この度、神奈川県大和市立小・中学校全28校の校内ネットワークを整備・運用されている東日本電信電話株式会社様(以下、NTT東日本)より、各校に設置されるDHCPの専用サーバーとして、弊社DHCPサーバーアプライアンス「EasyBlocks 教育機関向けDHCP 2000」（以下、EasyBlocks DHCP）をご採用いただきました。

　大和市の各学校の学習系ネットワークを構築するにあたって、EasyBlocks DHCPを採用することに至った経緯やその決め手を、NTT東日本神奈川事業部の井上様、木村様、仲村様にお聞きしました。

各校のネットワーク構成

　大和市立小・中学校の各校の学習系ネットワークでは、ルーターのDHCP機能は使用せず、LAN内に設置されたEasyBlocks DHCPが、生徒のPC端末に対してローカルIPアドレスの払い出しを一括して行っています。さらに、リモートマネジメントサービス「AirManage 2」(*)を通じて遠隔地からの制御やメンテナンスにも対応しています。

*AirManage 2：ぷらっとホームが提供する、ネットワークアプライアンス各種を遠隔管理・制御するSaaS方式のリモートマネジメントサービス。

詳細はこちらから。

なぜDHCP ”専用” のサーバーが必要だったのか？

　ルーターのDHCPは使わずに、DHCP専用のサーバーを用意することは当初から決めていました。学校によっては全生徒数が1000人を超えるところもある以上、ルーターにDHCPの仕事までさせてしまうと高負荷になってしまい、将来的にトラブルの要因になりかねないと考えていました。また、各校に既に置いてあったサーバーはモデルがだいぶ古いものだったため、新規のDHCPサーバーを用意したほうが良いということになりました。

　とはいえ、本格的な1Uサーバーを建てるほどの規模でもないため、手軽に導入できて、なおかつ壊れにくく、保守も充実しているようなDHCPアプライアンス製品を探していました。

NTT東日本神奈川事業部
ビジネスイノベーション部
第ニテクニカルソリューション担当
チーフ井上正寛様

採用の決め手①　リモートマネジメントサービス「AirManage 2」で、

28校のDHCPサーバーの構築・運用管理を省力で実現

　28校すべてのDHCPサーバーを切り替えるにあたって、各校の設置業者様と段取りを調整しつつ、実際に全28校を回ってDHCPサーバーの切替作業を実施するのは、必要な日数や人員、費用等を前もって見積もることが難しく、現実的ではありません。

　そのため、遠隔地から各校のDHCPサーバーにアクセスして設定を操作できることも、DHCPサーバーを選定する上で重要なポイントでした。この点、EasyBlocks DHCPはAirManage 2を介してリモートでアクセスし、DHCPの種々の設定を行うことができるので、採用の決め手の１つになりました。

　実際の切替作業の流れとしては、設置業者様からEasyBlocks DHCPの搬入や旧DHCPサーバーの停止完了の連絡を受けて、こちらはリモートでサーバーを立ち上げ、現地で問題なく稼働していることを設置業者様に確認していただく、といった連携をとることで、各校でスムーズに切替作業を進めました。

AirManage 2 の使用感についても、難しかったり、あるいはちょっと癖があったりといった印象を持つことはありませんでした。

　AirManage 2 にはサーバーが正常に稼働しているかどうかを確認するプロセス監視機能もあるので、現在は運用管理のために引き続き利用しています。

NTT東日本神奈川事業部
ビジネスイノベーション部
第ニテクニカルソリューション担当
チーフ木村協様

NTT東日本神奈川事業部
ビジネスイノベーション部
第ニテクニカルソリューション担当
仲村将司様

採用の決め手②　導入ハードルが低い、製品・保守一体型かつ低価格の

「教育機関向けモデル」

　他にも運用面でいうと、「EasyBlocks 教育機関向けDHCP 2000」は5年間の保守がまとめて製品本体に組み込まれている点が非常に大きかったです。

　社内の者が以前、別件でぷらっとホームさんの製品を利用したことがあって、その時からサポートの技術力の高さ、保守の手厚さについては聞いていました。今回のDHCPサーバーは機器が止まってもすぐに対応できるようなサポート体制が必要だったのですが、こうした経緯もあり、だったらぷらっとホームさんの製品が良いのではないかという話になりました。

　また、製品の導入コストから運用管理・保守といったランニングコストまでトータルで考えると、EasyBlocks DHCPは他社のDHCPサーバーアプライアンスよりも価格が安いのも魅力的でした。

今後のぷらっとホーム製品に期待すること

　DHCPやDNSだけでなく、ログ監視など様々な機能が１つにまとまったサーバーアプライアンスもあると良いと思います。

　中規模のネットワークを設計する際、1Uサーバーを1台用意して、そこに色んな機能を載せようとすると、ラックも用意して管理する必要が出てくるし、運用規模に比べて各機能の管理にかなり手間がかかってしまいます。

ぷらっとホームさんのEasyBlocksシリーズはコンパクトながら設定項目が充実していて、保守も信頼できるので、小～中規模の案件でお客様に提案しやすい製品です。もしも様々な機能がまとまったサーバーアプライアンスもあれば、案件に応じてよりネットワーク設計に幅を持たせながら、手軽にサーバーを用意することができるようになるので、ぜひバリエーションを増やしていただきたいです。

使用製品

製品名

EasyBlocks 教育機関向けDHCP 2000

東日本電信電話株式会社 様

概要