Windows 11 IoT Enterpriseとは
OS長期供給、機能アップデートが提供されない等、特定用途向け端末に最適なOSです。
機能面では通常のWindows 11と同様なうえ、Lockdown機能と呼ばれる様々な機能を搭載しており、サイネージ端末や、業務端末、シンクライアント、FAコントローラーなど、企業における幅広い用途で使えるオペレーティングシステムです。
Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024 特長
※LTSC: Long Term Servicing Channel
- 機能アップデートが提供されず、そのままの状態で長く使える為、特定用途向け端末に最適
- 最長10年間のOS長期供給
- Lockdown機能搭載
専用機器化、ユーザー操作の制限が可能なLockdown機能
Windowsを使ってるように見せないなどの表示の制御、キーボードの操作を受け付けないようにする等の操作の制御、特定のアプリケーションのみを使用する等のアプリケーションの制御など、特定の用途の為にWindowsの機能を制御する機能です。
- UWF (Unified Write Filter)
ファイル・フォルダ・レジストリ単位でストレージへの書き込みを制御し、特定のアプリケーションやフォルダの設定内容のみを保存可能とする設定ができ、読み取り専用機などが構築可能です。強制シャットダウン・電源オフで設定変更されないようにしたり、再起動で復旧するような設定も可能です。 - USB Access
USB機器のアクセス制限ができます。 - Layout Control
スタートメニューなどをカスタマイズできます。 - AppLocker
操作・実行可能なアプリケーションのみを使用可能にします。
- Shell Launcher
特定のアプリのみの専用端末環境を構築できます。 - Assigned Access
単一のアプリ環境(キオスクモード)を構築できます。 - Custom Logon
Windows起動中やシャットダウン時、サインイン時の表示をカスタマイズ可能 - Keyboard Filter
キーボードからの入力を制限したり、ログオフなどを禁止します。
Windowsのソフトウェア資産をそのまま利用可
- 通常のWindowsと同じ動作するため、Windows環境で開発したソフトウェア資産をそのまま活用可能。
- シンクライアントとして、企業内ユーザーに特定の通常使用のアプリケーションだけを使用させる、といったことも可能です。