プロトコルの違いを吸収し、プラットフォームを超えて
任意のデバイスやデータを利用できるデータ伝送基盤
プロトコルの違いを吸収し、プラットフォームを超えて任意のデバイスやデータを利用できるデータ伝送基盤
製品概要
一般的なIoT システムは、シングルドメイン型(サイロ型)の設計であり、デバイスとデータを直接管理するため、各プラットフォームやサービス間をまたがってデバイスやクラウドを利用することができません。
DEXPF™ は、IoT における各サービスやプラットフォーム間のプロトコルや手順の違いを吸収し、デバイスからクラウド、異なるクラウドとクラウドとの間のデータ連携を自由に行えるクロスドメイン型のIoT データ伝送基盤です。事業者やデバイス群の複数ドメインを超えて、IoT データを柔軟に利用できます。
特長
特定のクラウドやサービスを超えて、任意のデバイスやデータが活用できる「クロスドメイン型」
DEXPF™は複数のクラウドサービスやオンプレミスシステム間のデータ相互連携を実現するクロスドメイン型のIoTプラットフォームです。特定のクラウド内でのみ完結する「シングルドメイン型」のIoTプラットフォームとは異なり、IoTプラットフォームのユーザーが特定のクラウドに縛られないことや、ユーザーの追加・運用上の変化にも柔軟に対応できます。
データ保持のリスクを最小限に抑える「データ伝送特化型」
DEXPF™はデータそのものの保存義務を負わないデータ伝送に特化したIoTプラットフォームです。データの保存を行わない事により、個人情報・個人データなどの取り扱いによって発生する様々なリスクを最小限に抑えます。
WLAN・セルラー・LPWA・EnOceanなど、さまざまな通信手段を利用可能な「マルチアクセス対応」
DEXPF™はWLAN、セルラー通信、LPWA、Ethernetなどの様々な通信手段、トラフィック、プロトコルに対応できる柔軟でスケーラブルな設計となっています。あらゆる環境・場所をまたがるIoT事業を進める事業者様に最適です。
運用中のデータ転送のルール変更を実現する「API」
DEXPF™に実装されたAPIを利用することにより、データの送付先や送信開始・停止などのルールを自由にコントロールできます。また、運用開始後のルール変更にも柔軟に対応できます。これにより責任分界点と透明性をもつシステムの構築・運用を実現します。
スモールスタートでグローバル規模まで対応
DEXPF™はサーバレスのマイクロサービスアーキテクチャを採用しています。このため、事業者様はDEXPF™を極めて小規模から使い始め、それをグローバル規模に展開したり、極小のトラフィックからはじめて、極大・高トラフィックのサービスにスケールすることが可能です。DEXPF™はスモールスタートから失敗のない着実な運用をサポートします。
採用事例
DEXPF™を利用することにより、IoTの事業者様は、中立性が高く安心で柔軟なIoTプラットフォームを実現可能です。DEXPF™はダイキン工業株式会社が推進する空間データの協創プラットフォームCRESNECTプロジェクト※において、7月16日(火)より東京・丸の内に開設する会員制コワーキングスペース『point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)』のシステムとして採用されています。
ここでは、あらゆる機器から取得したデータを複数の参加企業で活用するため、安心で柔軟、中立的なIoTデータ伝送プラットフォームが必要となっていましたが、DEXPF™の活用で多種多様なIoTセンサーとデータを接続でき、各社がそれぞれのデバイスやデータを柔軟に利用することが可能となりました。
※『CRESNECT(クレスネクト)プロジェクト』は、空調機から得られるさまざまなデータや、各パートナー企業が持つデータやノウハウを蓄積し、活用しながら、空間にまつわる新たな価値やサービスを創出していくためのオープンデータプラットフォームです。
サービスプラン
無償で3ヵ月間ご利用頂けるトライアルサービス※と、デバイス数やアプリケーションに制限の無いコマーシャルサービスをご用意しています。
※IoTゲートウェイ製品「OpenBlocks IoTシリーズ」にてFW4ご利用のお客様にはトライアルサービスが付属
ドキュメント
ドキュメント名 | バージョン | 更新日 |
---|---|---|
DEXPF 機能説明書 | 1.1-08 | 2020年06月29日 |
DEXPF ユーザーズガイド | 1.1-08 | 2020年06月29日 |
DEXPF API 仕様書 | 1.1-08 | 2020年06月29日 |
利用規約
お問い合わせ
データ伝送基盤「DEXPF™」の導入に関するご相談・お問い合わせはこちらから。