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既存資産を活用できるシステムソリューション

- 株式会社セルシス -
掲載日:2007/7/11


株式会社セルシス 開発3部 部長
小城 重久 氏

今や世界中に根を広げ受容される日本のアニメやマンガ。その屋台骨となる様々なアプリケーションやサービスを提供するのが、株式会社セルシス(以下セルシスと表記)である。

セルシスを説明する代表的なプロダクトが、パソコン上でのアニメ制作を可能にする業務用アニメ制作支援ツール「RETAS!PRO」(レタスプロ)である。1993年に発売されて以来業界で高い支持を得たRETAS!PROは、今では日本でオンエアされるアニメーション作品の約9割で導入されているという、まさに業界のデファクトスタンダードである。

このRETAS!PROの開発・販売のほかにも、セルシスは、マンガ制作ツール、コミックを中心とした携帯電話向け電子書籍配信ソリューションの提供、さらにはマルチメディアコンテンツの制作まで、グラフィックス関連の様々な事業を行っている。このうち主にコンテンツ制作部門用として、ぷらっとホームのサーバー・ストレージの導入を行ったのが、開発3部部長の小城氏である。

既存資産を活用できるソリューションを

コンテンツ制作においては、200台程度のクライアントがコンテンツ専用ファイルサーバーに接続し、毎日膨大な量の画像データを取扱う。もちろん、アクセスは非常に頻繁である。
これらのシステムのうち、一台のファイルサーバーが過負荷による不具合を起こし、リプレイスが前倒しで進められることになったという。

以前のシステムで使用されていたストレージは、IDEのHDDをSCSI変換して9台連結したもの。既存の資産をできるだけ活用する方向で、小城氏は早速新しいシステムの導入を検討、数社から見積を取得した。その結果選択されたのが、ぷらっとホームのソリューションであった。

「自分たちで救済処置ができるシステムを」

2006年8月、小城氏は、コンテンツ専用ファイルサーバーとしてサーバーとRAID装置各2台を導入。その運用実績から、日常問題になっていた全社ファイルサーバーのリプレイス、および、ファイアウォールやwebサーバー用途に追加導入するにいたった。
見積時、ぷらっとホームが提案したシステムは、TRES-1/75SC*1 が6台、それに接続されるRAID装置が合計4台(約27.8TB相当)。いずれもSCSIで接続される。それに対し、他社が提示してきたソリューションはFC接続のものばかりであった。

「(他社は)今の流行のFC接続だったが、既存の資産を活用するSCSI接続でリプレイスすることにしました。夜中などにサーバーが壊れたときすぐ直すには、部材が調達できないと困ります。ぷらっとホームのRAIDならサーバーを選ばないし、最悪の場合は別のSCSIインターフェースも使えるので、故障時にデータを何らかの形で取り出すことができる。自分たちで救済処置ができるというのを最優先事項として検討しました。」

クライアントの要望に深く耳を傾ける姿勢

後に、小城氏の要望をうけ、他社からもSCSIのシステムが提案されたが、ぷらっとホームの提案したシステムではRAIDコントローラーがRAIDの筐体側にあるタイプであったのに対し、他社のものはサーバー側にRAIDコントローラーがつくものであったという。小城氏は以前そうしたシステムを運用していたことがあったが、サーバー側が壊れてしまうとRAIDコントローラーも使えず、データの復旧ができなくなってしまったという経験があったのである。

クライアントの要望に深く耳を傾け、最適なソリューションを提供しようとするぷらっとホームの姿勢。小城氏から得た信頼は、そうした姿勢が結果に結びついたことの誇らしい証明となる。

*1 現在は販売終了。後継機 TRDXシリーズ

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