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放送メディアにおいて、非常に導入効果の高いVPN環境を実現

- 株式会社キューベルズシンク -
掲載日:2007/6/13


(左より) 宮島 孝夫 氏  森 智洋 氏

インターネット放送やデジタル放送といった新規放送メディアの台頭が著しいなか、放送コンテンツ制作はもちろんのこと、放送局が包含する放送システム全体もまた、デジタル化・ブロードバンド化への一途をたどっている。キューベルズシンクは、こうした放送局におけるシステム開発、あるいは業界ノウハウの提案を行う、放送システムのトータルソリューション提供事業を行っている。キューベルズシンクの事業はいずれも、システム全体をフォローするソリューションとして高く評価され、既に有名放送局をはじめとする多数の企業において導入されている。 このうち、放送局向けスタジオシステムにおけるサウンドライブラリ提供サービスにおいて、メンテナンス用ネットワークインフラが、PacketiXアプライアンスとPacketiX BOXを用いたPacketiX VPN 2.0ネットワークにリプレイスされている。システム開発・運用にかかわるキューベルズシンク宮島氏、森氏にお話を伺った。

既存のハードウェアVPNへの不満

このサービスにおいては、外部の企業から提供される楽曲情報データを、キューベルズシンク本社のサーバーから、顧客となる放送局の中にあるローカルストレージに、自動でアップロードする。以前であれば、本社のLANが顧客から見えないように、サーバーにLANカードを顧客の数だけ挿し、それぞれ異なるネットワークで接続させる方法を取っていた。
しかし、物理的にネットワークを分けるこの方法では、非常に管理が煩雑になる。さらに、以前はハードウェアVPNによって顧客と接続していたため、顧客の数に応じたVPNルータの追加購入や、顧客単位で割り振る固定IPなど、コストも非常に高くつき、かつ柔軟性に欠けていた。

非常に導入効果の高いVPN環境を実現


まず本社にPacketiXアプライアンス(Serverライセンス)を導入、そこに仮想L3ルーターを作成し、その配下となる仮想HUBを顧客の数と同数作成。仮想L3ルーターでパケットフィルタリングをしているため、PacketiX VPNを通して顧客側から本社のLAN、及び顧客同士のLANが見える心配はない。

顧客は、自分のPCから、PacketiX BOX(Bridgeライセンス)を介してPacketiXアプライアンの仮想L3スイッチ配下にある仮想HUBに接続、そこからキューベルズシンク本社のLANを解さずに、直接データサーバーにアクセスできる。PacketiX BOXの設置に関しては、顧客のPCの設定を変更する必要は特にない。コスト面ではもちろん、以前のハードウェアVPNと比較して、格段に安価である。

顧客側のローカルストレージのメンテナンスは24時間365日体制で行わなければならないが、各担当者が持ち歩いているノートPCにPacketiX Clientライセンスをインストールすることで、出張先や在宅時でもPacketiX VPNにアクセスしメンテナンス業務を行うことができる。
こうして、キューベルズシンクでは、仮想L3ルーター機能をうまく活用したうえで、アプライアンスハードウェアによる手離れのよさとPacketiX VPN 2.0の柔軟性、そして導入コスト・運用コストの低さを全て活かした、非常に導入効果の高いVPN環境が実現している。

「顧客毎に多少異なるVPN環境が、今なら統一されたGUIのもとで仮想HUBの構築・設定が柔軟に実現できてしまう。余計な部分がなくなり、コンパクトになったと思います。」(宮島氏・森氏)

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株式会社キューベルズシンク

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